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東京国立博物館でのお茶会準備 | お茶券でお客様へのおもてなしが始まる

古川宗洋
古川宗洋
お暑うございます。

連日東京でも横浜でも猛暑が続いております。
どうぞ水分を十二分におとりいただき、お健やかにお過ごしいただければと存じます。

そんななか東京中野千秋庵では11月25日(日曜日)にあります東京国立博物館でのお茶会に向けて着々と準備をさせていただいております。

*お茶会の詳細情報公開(一般)は8月15日前後を予定しております。

ご案内 | 東京国立博物館 庭園内茶室「九条館」にて秋のお茶会をさせて頂きます。たくさんのお問い合わせを頂きまして有難うございました。おかげさまで満席となりました。また機会がございましたら皆さまに御目文字致したくどう...

席中のなかのことについてはもちろんですが、お越しくださるお客様に最初に目にしていただくものとして特に大事に思っているのが、

お茶券

です。

東京中野千秋庵にはグラフィックデザイナーの方もいて今回はその方に茶券のデザインをお願いしております。

お茶券のデザインはどれも同じ?

茶券のデザインなんてどれも同じじゃないの?

と思われるかもしれません。正直に申し上げますと私も以前はそう思っておりました。

今回もデザイナーの方にお渡しする情報を整理すべく、茶券に記載する文章や地図をpages(Macのアプリケーションです。Windowsでいうところのwordにあたります)で作っていったのですが、

パソコンのMac bookは1kgにもみたない軽さ。出かけ先で、着物を着ていながらでもサッと開けるところも魅力です。

あら、私もデザインとやら行けるのではないかしら?なんて愚かな勘違いをする始末・・・

ところがやはりデザイナーさんが作られた茶券とデザインの素人が即席で作った茶券では

雲泥の差

があるのです!

今はまだ制作途中なのでお見せできませんが、完成しましたらbeforeとafterをお見せできればと思います。

ちなみに完成予定のお茶券は上品でかわいらしいデザインです。

日本の伝統色いろいろ | お二人の専門家

そのお茶券で悩ましいのが「色」です。

世界には

通常人間が見えるのは185万ほど・・・
通常使うのはは2,000~3,000

もの色があるそうです。

そして茶席にふさわしいような日本の伝統色だけでも500種類に近い色があります。


(『すぐわかる 日本の伝統色 改訂版』より引用)

ある名刹の開山式のお茶会茶券には

密陀僧(みつだそう)

(『すぐわかる 日本の伝統色 改訂版』より引用)

という色に近い色が使われておりました。

密陀絵(みつだえ)という奈良時代に中国から伝来した絵の技法があり、密陀僧(みつだそう)の色も古代顔料としてよく使われていました。

この時代に建立された寺院の開山式でのお茶会に相応しい色だと納得したことを覚えています。

このようにお茶券もその趣旨や季節、趣向によって色も決まってくると思いますが、それにしても多種多様な色の世界・・・!

今回はこの茶券の色についてもデザイナーのNonaさんと何度もやり取りをしました。

お茶会にこられるお客様の中には茶道やお着物を通じて日本の色についても教養がある方もおられます。

また御所の文化が根付いている京都の方は色に対する感性も鋭いのではないかと思います。

例えばご身内にご不幸があると約1ヶ月、黒ではない喪に服したお着物や帯、洋装で過ごされるお茶人もいて、何も知らない私のような者にとっては「シックな感じだな」しか分からないのですが、それはちゃんと古来からの意味がある色だったりします。

秋のお茶会だから秋らしいものを・・・と色を作っても、それが実は

萱草色(かんぞう色)

伝統色のいろは様より引用)

という宮中では忌むべきような事があると身につけるとされる色(凶色)がベースになっていた・・・

となると何だかお客様にお送りしにくい茶券になってしまいます。

そんな訳で大いに悩むのですが、

わが東京中野千秋庵には日本画家の浦田由佳子さんもおられ、こんな時とても頼りになります。

例えば

萱草色(かんぞう色)に近いけれど丁子色(ちょうじ色)というのもありますよ?

とそんなお返事をすぐにいただく事ができます。

丁子色(ちょうじ色)

伝統色のいろは様より引用)

同じ丁子色(ちょうじ色)でもこんな色もあります。

(こちらはオリジナル)

木蘭色(もくらん色)

(こちらもオリジナル)

似たような色でも「文字と背景のイラストカットの色が映えるかどうかが問題。しかも印刷の時にデータで表示されている色より濃くなるとアウトだ」

などなど専門家らしい意見が飛び交います!

(もはや素人には手の届かない領域)

お茶会に来られるお客様を第一に

最終的にはお茶会にお越しいただくお客様に茶券をお送りしたり、手渡ししたりするのは社中の皆さん。ということでアンケートをとると・・・

丁子色 vs 木蘭色

あら?見事に二分(^^;)

最終的にはどちらになるのでしょうか?まだ分かりませんがお客様のことを何より考えて見やすさを大事に決められる事と思います。

そんなこんなで東京中野千秋庵の社中一丸となって、ただいまお茶券を制作中です!

・・・どんな色になるのかはお楽しみです♪・・・

お茶会の詳細情報公開まで、また茶券がお手元に届きますまでもうしばらくお待ちいただけましたら幸いです。

暑さ厳しい折、どうぞご自愛ください。

東京中野千秋庵Web担当・恵み茶会主宰
古川宗洋 拝

イラストレーター・グラフィックデザイナーNonaさんの公式サイト
当サイト「恵み茶会」のロゴのほか、
青山学院大学のキャンパスグッズなども手がけておられます。
http://www.nonacolors.com/masonry-on-image/

日本画家 浦田由佳子さんの公式サイト
古寺名刹の天井画や襖絵、掛軸を手がけられるほか、
最近では茶箱などのお茶道具も制作されています。
http://yukakourata.com/

『すぐわかる 日本の伝統色 改訂版』(福田邦夫著 東京美術)

日本の伝統色 約200種類について由来や歴史、季節、関連する和歌なども解説されています。

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裏千家茶道教室 東京中野千秋庵では、千秋庵でお茶を学んでみたいという方の声にお応えし、ご見学・ご体験の機会をご用意しています。

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東京中野千秋庵裏千家茶道のために作られたお稽古場で、「水屋」「炉」はもちろん「大炉」「釣釜」も備えています。 四季折々の移ろいを見せてくれる露地...

お越しになっている生徒さんは20代から70代まで幅広く、0からの状態で始めたばかりの方もいれば、中には既に自分でお稽古場をもっている方もおられます。

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