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ブログ | 2019年最初のお濃茶は中国の人間国宝が作られた天目茶碗でいただきました。

古川宗洋
古川宗洋
いつも本ブログをご覧いただきまして有難う存じます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

己亥(つちのと い)歳、今週はいよいよ初釜です。

*京都・裏千家ご宗家(今日庵)では7日より始まっております。

東京中野千秋庵でも庵主・降幡宗惠が初釜でお出汁する食材を求めて元気に豊洲市場へ初買い出し。

私はというと、兎にも角にもお庭のこと。

昨年、千秋庵では以前からの植木屋さんが引退なさり、新しい植木屋さんに。

この方、東京農業大学ご在学中は茶道部。毎年・鎌倉円覚寺さまで茶道合宿をなさっていたそうです。

私との出会いも横浜で。

お稽古でお借りしている横浜山手町GREENHOUSEのお庭に入られていた際に、薄茶をお出ししたところ、とっても気持ちの良い吸いきりの音!

「お茶をされていたのですか」「ええ、実は・・・」

という話になり、千秋庵の方にもお越しいただくようになりました。

この方のおかげで今年は随分と楽になったあ、助かった・・・!と感謝しております。


元旦に。蹲のそばの紅葉がこんなに美しかったと気付くのは初めてでした。

このように東京中野千秋庵では準備が着々と進んでおります。

他方、横浜山手町GRRENHOUSEでは今年は生徒さんの修行も兼ねて生徒さんが分担して懐石作り。

昨年のお稽古時に、お出汁や加減酢の作り方、試食会などをして「なるほど〜」と皆でうなずいた後は実践あるのみ。

煮物椀などはもちろん古川が作りおもてなししますが、来週の本番に向けて皆さん食材探しなど動き始めておられるようです。

「何にしよう〜」「デパ地下でも食材を見てみよう〜」

大変だぁ〜と言いながらも皆さん楽しそう。

初釜weekはドキドキ・ワクワクの週でもあります。

修行の有難さ

今日は少し自分の修行の話をさせていただきます。

今年は珍しくも初釜の前に素敵なお仲間方とお茶を共にさせていただく機会がありました。

都心のお数寄者の方が作られた素敵なお茶室に、東京エリアだけでなく、遠くからご参集される既にお稽古場をもっておられる方が集います。

素敵な女性方、人生楽しみの達人たちばかり。

皆さんお着物もものすごくセンスが良くて、

伺う度に「あぁなんて幸せなのかしら♡」と喜びに包まれる空間です。

東京の景色も美しいものだ、と再認識させられるビルからの景色。

歳があけてまだそんなに経っていないせいか、空気が澄んでいるようにも感じます。

母のお友達や人生達人の先生方ばかりのなか、若輩者の私がご一緒にお勉強させていただき本当に有難いことです。

ご挨拶を終えてすぐにお正客へ上がらせていただき、

行之行台子のお点前でいただいたお濃茶の美味しいこと!

おめでたい丹頂鶴の主菓子に、

お茶碗を伺ってみれば、中国の南平市というところの日本でいう「人間国宝」にあたる作陶家・孫建興さまの天目茶碗でした。

なんて幸先の良い修行の幕開け。

その後、私は長板の総荘で薄茶のお点前を。

ご自分でお稽古場をもつ先生レベルの方ばかり集う場で、予め課目が伝えられる事などはなく、いつでもどんな点前でもできて当然。

そのような環境だからこそ成長させて頂いているのだと思います。

さて、私が点てたお茶は「本当に美味しい❣️」と喜んでいただけて

3日前まではひどい寝違えで首も回らず茶筅もふれず・・・

年末は左、年明けは右とクセになってしまったようで年末年始は本当に静かに過ごしていました。

ところがお茶が始まった!と思ったとたんにおさまった。

あらためて身体全体でお茶が好きなのだなあ、と再認識致しました。

新年最初の修行。

自分についてしまった変なクセを直していただける、本当に有難い機会です。

自分ではいつもと同じことをしているつもりでも、身体の微妙な変化と連動して生まれてしまった所作の歪み。

これを瞬時に見抜いていただける。

そして間合いのお勉強。

人生達人のお茶人方は茶席の中でも外でも時間や空間を無駄にする事がありません。

そんな方々と同じお席でお勉強させていただくと、自分の中にある余計なことが削ぎ落とされるような気が致します。

とても清々しい気持ちで迎えた修行の1日でした。

有難う存じます。

平成31年1月8日
宗洋拝

『茶道手帳 2019年版』

自分の修行に行く際にはいつもバッグに入っている茶道手帳。

指摘された箇所や気付いたところなどはもちろん、

・今日のお軸やお花も素敵だったな・・・

・どなたにお茶を差し上げて、どなたにお茶を練っていただいて、あぁ美味しかった、あぁ喜んでいただけた・・・

などなど。

その時の1番新鮮な自分を記す鏡のような存在で、大切にしています。


修行のお供『茶道手帳』も今年は落ち着いたシルバー。


最近5年間の茶道手帳。彩り豊かですね。
物はもたない派ですが、この手帳たちだけはずっと捨てられません。


『茶道手帳 2019年版』
(淡交社編集局)
サイズ 17cm×9cm

裏千家の茶人にはなくてはならない手帳。
月間の見開きカレンダーには二十四節季や裏千家の行事、新月・満月がコンパクトかつシンプルにまとめられています。
1週間のページは見開きで右側に予定、左側にメモを書くことができるようになっています。

お稽古に役立つのが毎週の「季節のことば」。
毎週16個ずつ御名となるような言葉が書いてあり、お稽古に行く道すがらの「今日の茶杓の御名は何にしようかしら・・・」の疑問に答えてくれます。

巻末には伺ったお茶会の会記を自分でメモできるページ、
茶人の系譜や裏千家を含む茶道6流派のお家元の名前や「千家十職(せんけじっしょく)」、三千家(表千家・裏千家・武者小路千家)と千家十職の年代対照表(例えば、樂茶碗の樂家の当主は、どのお家元の時代かなどが分かります)、

などなどお稽古の復習やお茶のお勉強に役立つ情報がコンパクトにまとめられています。

小型でシンプル・機能的。

実は茶道をされていない方にも「使いやすい」と人気だとか。

「まだお茶始めたばかりだし・・・手帳まで必要ないわ」

そんな方にこそ使っていただきたい手帳です。

▼こんな方におすすめ▼
・御名などをチェックしてお稽古にそなえたい。
・毎回のお稽古での復習をメモしていきたい。
(但し、メモはお稽古場ではしてはいけません。その場に集中しましょう。)
・シンプルで見やすい小型の手帳がほしい。

↓普段お使いのウェブサイトから購入することができます↓