令和6年能登半島地震によりお亡くなりなった方のご冥福を心からお祈り申し上げると共に、ご遺族や被災された皆様に慎んでお見舞い申し上げます。
ごきげん宜しうございます。
去る1月6日に
裏千家茶道教室 Way of Grace 恵み茶会
古川宗洋クラスの
甲辰歳初釜を無事に執り行うことができました。
小さな社中ですが
新年を共に寿ぐ事ができ
一年の茶の湯の精進を誓う事ができました。
茶事の形式で
古川が心を込めて
初炭、濃茶、薄茶 をさせていただきました。
*続き薄茶と致しました。
点前座には紹鴎棚を。
社中だけで初稽古も兼ねておりましたので
始まる前には、炉中の事や莨盆の火入れの事などもご一緒に学びました。
床には 吉例の結び柳に「福寿」の軸
柳は昨年に続いて、古川が整えてきたものです。
買ったものではなく、自分で整えたもので初釜を迎える喜び。
茶縁あっての事でした。感謝申し上げます。
花入も
北鎌倉其中窯さまで
作陶家の河村喜史先生 ご指導の下 自作した花入です。
2022年に
北大路魯山人ゆかりの登り窯で
恐れ多くも河村先生の日本橋高島屋さんでの個展作品とご一緒に焼成していただきました。
風合いが本年の床と合うような気がして横濱の拠点から持ってまいりました。
今年の打出の小槌の中には福引が…
裏千家茶道正教授 降幡宗惠から
お見えになったお弟子さん方へのサプライズプレゼントでした
懐石点心は泉竹さまから。
代表の鈴木さま御自らお届け下さいました。有難うございます。
目にも鮮やか、身体も喜ぶ滋養となるお味。
煮物椀は蟹たっぷり、ふわっふわの蟹真薯で、お椀の蓋を開ければ、ふわっと出汁と吸い口のゆずの嬉しい香りが致します。
(こちらは温かいうちにいただきたいので写真は撮っておりません。)
お菓子は 茶の湯菓子 吉祥寺 亀屋萬年堂さま製。
こちらも代表の長野様がお届け下さいました。いつもお励まし下さり有難う存じます。
ふっくらした花びら餅から春を感じる喜び。今年も有難いことです。
干菓子は有平糖もお願い致しました。
本物の有平糖。仕込みにはとても時間がかかるそうです。
百貨店などの店頭で売っているものとは異なり、奥歯で噛めるしなやかな弾力があります。
皆様にも召し上がっていただきたくて今年もお願い致しました。
昨年 古川は体調を崩した時期がございました。
おかげさまで大事なく、原因も分かった事で今後30年の寿命も伸びたであろうという気持ちがしておりますが、
申し訳なくもお稽古をお休みさせていただき、身体の負担軽減のために、しばらくは他所様のお稽古場を借りる事もしておりました。
その間もついてきて下さったお弟子さん方には感謝の言葉もございません。
私にはいつか叶えたい夢がございます。
それはお弟子さん方に茶事や茶会に招いていただくこと。
どんな形でも良い、自分なりのできる形で。
老後はそんな風にお茶席を回れたらなんて楽しいのでしょう。
お弟子さん方には冗談ぽく言いながらも、実はかなり真剣です。
私自身まだ達成できていない夢でもあります。
ですからまずは私が精進しなくては。
楽しくなくては続かないので、笑うことも大事。
「笑門来福」
今年もたくさんお茶で笑い、共に学んでまいりましょう。
本年も一層のご教導、ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。
Way of Grace 恵み茶会主宰
裏千家茶道準教授
古川宗洋 拝
Way of Grace 恵み茶会では、現在
入門者の受付をしております。
(裏千家準教授 古川宗洋クラス)
茶の湯に親しむ暮らしをしてみたい
そんな方に ご見学・ご体験の機会 もご用意しております。
お越しになっているお弟子さんは20代から70代まで幅広く、0からの状態で始めたばかりの方もいれば、経験を積んでからお越しになられた方もおられます。
真剣でありながらも笑顔が絶えないお稽古場。時にほっこり。時にスパルタ。
映画「日日是好日」のようであったり、スポ魂ドラマのようであったり…
裏千家茶道の本格的なお稽古場でありながら、親しみやすい雰囲気のお教室で日本の伝統文化をご一緒に学んでみませんか。
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そんな方を大歓迎いたします。