いつも本ブログをご覧いただきまして有難う存じます。
己亥(つちのと い)歳の幕開け、皆さまどのように過ごされましたでしょうか?
京都・裏千家ご宗家(今日庵)では本日7日から京都にてお初釜。
茶道のご関係者の方は今週からいよいよお初釜!という方も多いのではないかと思います。
私も今週からお初釜の嵐です(笑。
嵐、と書きましたが、もちろん新春を慶ぶ嬉しい爽やかな嵐です。
そんな嵐が来る前に、今更ですが、昨年の振り返りを備忘録も兼ねて書かせて頂きたいと思います。
東京国立博物館でのお茶会
昨年は何と言っても東京国立博物館でのお茶会が一大イベントでした。
ご参集いただきましたお客様、お手伝い下さいました皆様、ご関係者の皆様に、あらためまして感謝申し上げます。
お茶ってなんで楽しいの?
その他にも個人的にではありますが、昨年は「お茶って本当に楽しい!」と言える日々でした。
お茶ってなぜ楽しいのだろう?
と考えると、そこにはいつも「人」がいて下さいます。
お茶って一人ではできないのですよね。
お茶を点てて下さって初めてお茶をいただくことができる。
お茶をのんで下さる方がいてお点前をする。
一人でお茶点てて飲めばいいじゃない、
それは確かに日常においてできることで、大事なことでもあるのですが、
お茶会やお茶事に伺えば、ご準備をして下さるご亭主やお水屋の方がいて、
逆にお茶会やお茶事をすれば、来て下さるお客様がいて、お水屋にはお手伝いをして下さる方がいて。
茶席の中でご一緒する方とも同じ感動を味わう事ができます。
日々のお稽古の楽しさもここにあるのでは、と思います。
日々のお稽古で学ぶことがたくさんありますね。
最近はお抹茶をだす「和カフェ」も増えてきています。
お抹茶ブームでご自分で点てて楽しんでおられる方も多くおられます。
では、ただお茶を点てるのと茶道を学ぶのとどう違うの?
そこはやはり茶道では「人」と「人」との間合いを学んでいく事が大きいように思うのです。
気持ちの良い関係性を学んでいく。
点前の中に、客の心得の中に、茶事の流れに、
無駄がなく寂しさもない心地良い関係性のヒントが数多く隠されています。
そして関係性って本来は変化するものでもあります。
人が変われば変わるし、ところ変われば変わるし、時によっても違いますね。
茶道では同じことの繰り返しの中で、毎回、毎瞬変わる関係性を新鮮に楽しんでいきます。
これはもう本当に楽しい。そして毎回お勉強。尽きることのないお勉強。
そんな事が楽しさの一つなのかな、と昨年を振り返ってみて思いました。
(ここでは厳しさや辛さは割愛しています 笑)
本来、気働きもできない私がこのように楽しく過ごさせていただく事ができたのも、ひとえにご一緒させていただいたお茶人の皆様のおかげだと思います。
有難う存じました。
昨年はこんな1年でした
さてそんな風に楽しかったお茶ですが、ざっと振り返ってみると個人的にはよく動いた年でした。
2018年1月 | 初釜
東京中野千秋庵、修行先ほか
☆旅→茶の湯にまつわる美術館巡り☆
箱根→箱根美術館(MOA美術館)
2018年2月 | 寒い季節は粛々と焼物のお勉強
誠之会さま「茶道講演会」
(裏千家正教授・小澤宗誠先生、東洋古陶磁研究者・中澤富士雄先生)
2018年3月 | 一生忘れられない京都旅
3月はビックイベントが続きました。
横浜山手町GREENHOUSEにてお道具をご寄贈して下さった方を招いてのお茶事・薄茶よりお茶会→旧外国人居留地の特性で多国籍の方が集まる。
☆イギリス人の茶友と楽しいお茶の旅☆
- 京都・大徳寺「大慈院」さまにて世界リレーシップ茶会→世界各国から105名の方がご参集→素晴らしき出会い、お茶のご縁がグッと広がりました。楽しいひと時を本当に有難うございました。
- 樂美術館特別鑑賞茶会→当代吉左衛門さま御自らのご解説、歴代の樂茶碗にてお茶をいただく、手に取らせていただくというこの上なき贅沢。
大徳寺大慈院 戸田実山和尚さまを囲んで。
2018年4月 | 季節の移り変わりと共に
横浜にて大人しくしていました。
2018年5月 | 風炉の季節はじまる
ドイツの宣教師さん来日・東京中野千秋庵にてお稽古。
東京道場準教授ゼミナー本科でお水屋係拝命。
2018年6月 | 不思議とお天気に恵まれて
- 小澤宗誠先生出版記念茶会(『ビフォー・アフターで分かる初心者のための茶花の入れ方』 淡交社)
- 粟田焼安田浩人さま添釜お手伝い(茶室明章庵さま)
- 茶Do!さま・水無月のお茶会(神楽坂志満金さま)
2018年7月 | 季節を大事にしなさいというメッセージ
京菓子末富・山口富蔵さま「お菓子を楽しむ」、裏千家正教授・小澤宗誠先生「茶陶の原点」「灰形の話」講演会(裏千家淡交会鎌倉支部さま)
2018年8月 | 円覚寺・南嶺和尚さまのお言葉が響きます
茶道具やました様富士桜茶会
円覚寺横田南嶺管長禅語の講演会(裏千家淡交会関東第三地区さま)
2018年9月 | 茶道修行は筆もです唱和之式お仲間で勉強会・・・のために筆の特訓
2018年10月 | 人の目を見てしっかりと挨拶するということをお家元に教えていただきました
- 円覚寺御献茶式
→坐忘斎お家元にお声をかけていただき感激✨ - 神楽坂志満金さまお布施釜
- 修行先炉開き
☆旅→茶の湯にまつわる美術館巡り☆
大阪→大阪市立東洋陶磁美術館、湯木美術館
2018年11月 |お茶々な日々
- 横浜スマートイルミネーション船上茶会、
→来年も伺わせていただきたいので広めたくないのですが、茶道経験の有無を問わずオススメです! - 粟田焼安田浩人さま展覧会(京王百貨店さま)
- 大橋茶寮さまでのお茶会
→憧れの大橋先生と濃茶席でご一緒させていただき、一生忘れられない思い出となりました。 - 東京国立博物館 庭園内茶室 「九条館」千秋庵吟風茶会
【ご報告】東京国立博物館 秋の紅葉に色づく庭園内茶室「九条館」にて千秋庵吟風茶会を致しました。去る平成30年11月25日(日曜日)、
東京国立博物館 秋の紅葉が美しい庭園内、
歴史ある九条館にてお茶会をさせて頂きました。
...2018年12月 | 和敬清寂の寂
「和敬清寂」の「寂」(=動じない)との修行と思える事もありました。
☆旅→茶の湯にまつわる美術館巡り☆
沖縄→那覇市壺屋焼物博物館
このほか、東京中野千秋庵、横浜山手町GREENHOUSEでのお稽古、修行先でのお稽古、東京道場でのゼミ、茶の湯にまつわる都内の美術館巡りはいつも通りでした。
外へのお出かけ、今年は東京中野千秋庵や横浜山手町GREENHOUSEにご参集下さる皆さまとも楽しめたら良いなと思っております。
お世話になりました
今年は小旅行に良く行きました。
お茶という軸が一つあると、プライベートの旅行に言ってもその地域の風土、伝統、文化、慣習を「お茶」という切り口からより深く楽しむことができるように思います。
お茶は日本文化の総合芸術。楽しみの間口が広いのです。
お世話になりました皆さまに感謝申し上げます。
平成31年1月7日
宗洋拝
スポンサーリンク 恵み茶会 茶道教室 受付中Way of Grace 恵み茶会では、現在
入門者の受付をしております。
(裏千家準教授 古川宗洋クラス)
茶の湯に親しむ暮らしをしてみたい
そんな方に ご見学・ご体験の機会 もご用意しております。
お越しになっているお弟子さんは20代から70代まで幅広く、0からの状態で始めたばかりの方もいれば、経験を積んでからお越しになられた方もおられます。
真剣でありながらも笑顔が絶えないお稽古場。時にほっこり。時にスパルタ。
映画「日日是好日」のようであったり、スポ魂ドラマのようであったり…
裏千家茶道の本格的なお稽古場でありながら、親しみやすい雰囲気のお教室で日本の伝統文化をご一緒に学んでみませんか。
- 自然や時の移ろいを感じる時間がほしい。
- 忙しい日常の中で心落ち着ける時間をもちたい。
- 茶の湯のある暮らしに憧れる。
- 落ち着いて茶道を学んでみたい。
- しばらく茶道から遠ざかっていたけれど、また始めてみたい。
- 日本の伝統文化に興味がある。
そんな方を大歓迎いたします。
→坐忘斎お家元にお声をかけていただき感激✨
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